京都国際映画祭 -映画もアートもその他もぜんぶ-

2020年7月、コロナ禍の真っ只中何度も中止が噂された映画「女たち」の撮影が強行された。

予算は足りず記録的長梅雨にも悩まされ、運に見放されたが如くの最悪の条件の中、主演女優たちは奇跡の名演技を見せる。

そしてその圧倒的演技はこの映画を傑作へと押し上げた。

何故その最高の演技が生まれたのか…その秘密に迫る。

強⾵で倒れた看板の下敷きになり⾞椅⼦⽣活となったアイドルグループ「仮⾯⼥⼦」猪狩ともかが映画初主演！
⼿だけを使った⾞の運転を習得し、実際にスポーツカーを運転して撮影に挑んだ。
猪狩ともかが演じるのは、⽗親の影響でカーレーサーを夢⾒ながら怪我のためあきらめてしまったひきこもり⼥⼦・ヒナタ。
ヒナタを温かく見守る母親役には『ふぞろいの林檎たち』などの⼿塚理美。『ヘヴンズストーリー』などの忍成修吾が、ヒナタの⾞を改造する整備⼠・茅野役で爽やかな笑顔をみせる。伝説のレーサー・神栖役に大澄賢也。監督は『迷宮カフェ』などの帆根川廣。
バラバラだった家族の再⽣の物語を紡ぎ出す、⼼温まるヒューマンドラマ。

ロンドンのとある和食レストランがロシア人マフィアにより脅迫を受ける。
その時、店のオーナーである父親は、自らの手で家族を命がけで守り、商売も守ろうと戦った。

蕎麦瘋長WILD GRASSは二人の男女が人生の意味を見つけに行くストーリー。
二人は生活の中で常に失望と希望に振り回されていた。決して交わることのなかった二人の人生がある日交差し、互いの希望となり、救世主となる。
3人の主人公は田舎から欲望満ち溢れる世界にその一歩を踏み出し、新しい人生で自分たちの運命を確かめに向かった。
新しい世界で傷を負い、屈辱的な日々を送る主人公はそれでも夢を目指し続ける。

小さな街の出身のモリは、大都市で頑張っている何万もの女の子と同じように、現代生活に憧れ、キラキラ輝ける人生を歩もうと強く願っているが、自分が一生懸命貯めてきたお金が突如現れた父親に一晩で奪われてしまった。

仕方なく田舎に追いやられた彼女は、偶然が重なってみすぼらしいジャスミン旅館を受け継ぎ、父親の借金も返済するはめになった。

解決しそうにない難題に直面し、様々な人と関わる中で、彼女は仲間たちとの間に友情が芽生え、父親との親子関係を修復し、健の愛を手に入れ、旅館の経営も立ち直らせた。

彼女は、故郷の純朴な人々に恵まれた幸せを噛み締めながら大都市生活の誘惑を振り払い、自分の存在価値を取り戻した。

戦国時代、多くの命が失われた。

城の設計者は、武士が人間性を取り戻す場所として茶室の可能性を見出す。

コンセプト：脳内で攻城戦をしつつ城の図面を検討する設計士が敵・味方を乗り越えられる茶室に可能性を見出す過程を表現。

築城に付随する合理的設計と、合理性だけでは設計できない茶室。

この二つの間を連続的にワンカットワンシーンで表現しました。

ワニのDINOと少年は、失われた王冠を探す旅を続けている。その背後には同じく宝を狙うバクが迫っていた。

そしてDINOと少年の関係は少しずつすれ違ってきていた。

80年代まで広く使用されていた冒険活劇における特殊効果としてのストップモーションアニメーションを模した人形アニメーション作品。

餓鬼が演奏をはじめると、周りの風景は変化し、別な世界が広がってくる。
電線からは文字が現れ、音楽とともに踊りだす。音楽は風になり、波になる。

2019年、自称・世界最高齢のアニメーション集団、G9+1による「○○を待ちながら」をテーマとしたオムニバス・アニメーション。

(制作／G9+1…一色あづる、大井文雄、きらけいぞう、鈴木伸一、西村緋祿司、ひこねのりお、福島治、古川タク＋和田敏克)

ピアノ演奏: 柳下美恵

2017年、「日本のアニメーション百周年」を勝手に記念し、現存最古のアニメーション『なまくら刀』への敬意をこめて制作したオムニバス・アニメーション。

(制作／G9+1…一色あづる、大井文雄、きらけいぞう、島村達雄、鈴木伸一、西村緋祿司、ひこねのりお、福島治、古川タク＋和田敏克)