京都国際映画祭 -映画もアートもその他もぜんぶ-

クラスメイトの男の子と女の子。プールの時間に二人が話したこと、男の子は繰り返し思い出す。忘れられない時間の物語。

祖父の家に居候をする、美大生のアミ。
大人になるアミとは反対に、どんどんボケていき、子供返りするおじいさん。
やがて、二人の感受性が重なる。

戦後、ウイルスの蔓延により感染者と保菌者は隔離された。
そこをZOB地区と呼んだ。
独自の文化を築き上げたZOB地区の人々の中に、外の世界から人がやってくる。
そして、彼らの人の死に関する倫理観が特殊であることを知る・・・。

アパートに住む姉妹。ある昼下がり、女優を目指す洋子が姉の道子に台本の読み合わせを手伝ってもらう。
次第に練習がエスカレートし、洋子が即興芝居を提案したことから、2人はどこまでが芝居か分からなくなってしまう。

14歳の少年・天翔(たかと)は繰り返される父の暴力から「母さんを守れるのは僕しかいない」という想いを胸に秘め、日々の生活を送っていた。
ある日、天翔が目を覚ますと、父・久幸が目の前で死んでいた。担当刑事から、母親のかよを事件の容疑者として逮捕したと聞いた天翔は、全面否定するが、既にかよは犯行を認め送検を待つ状態であった。天翔との面会も拒否している為、話を聞くことも出来ない。母の潔白を示すため、自ら奔走する天翔。捜査が進むにつれ、明らかになっていく真相……。そこには、天翔が知る由もない、母からのメッセージが込められていた。これは、ある家族に起こった悲劇と愛の物語。