大林宣彦の玉手箱―ワンダーランドな空想映画館―
海外特派員 ある映像作家の場合
資料提供: PSC
作品解説
大林宣彦30歳頃の作品。
北欧から来日した青年デザイナーの視点で、彼が日本で出逢った「大林宣彦という映画作家とその仲間たち」について語られるセミドキュメンタリー作品。
作品からは「自分たちが時代を作るんだ!」という、大林監督と仲間たちの強い意志や夢や希望がほとばしるように映し出され、時代の空気が切り撮られている。
近年の大林監督の作風は「ドキュメンタリーで撮り、劇映画に仕上げる」と評されるが、すでに半世紀前にそのスタイルの原型が完成されていることが伺える。
実験映画時代から、監督の映画作りの哲学がブレることなく『海辺の映画館-キネマの玉手箱』までを駆け抜けたことがわかる作品。
監督・作品データ
監督 | 大林宣彦 |
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制作年 | 1968年頃 |
コピーライト | 資料提供: PSC |