サイレント/クラシック映画
国定忠次
©️おもちゃ映画ミュージアム
作品解説
新国劇の創始者・澤田正二郎が牧野省三に招かれ、座付作者であった行友李風の『國定忠治』を演じた。その写実的な演技は、歌舞伎から映画劇への変革の時代に、剣劇映画としてのリアリズムをもたらした。
以降、阪東妻三郎などに影響を与え、剣戟時代劇、チャンバラ映画の全盛期を迎える契機となった記念碑的な作品である。
新国劇『國定忠治』は、「赤城山」「山形屋」「尼寺」「御用」の4部に分かれ、舞台と同じ通し狂言として、わずか3日間で撮影された。
今回の上映では、現存最長版として、ご覧いただく。家庭用に16ミリフィルムで再編集されたときに『国定忠次』と題されたと思われる。
キャスト
澤田正二郎
原清二
中井哲
中村若之助
鬼頭善一郎
野村清一郎
上田吉二郎
活動写真弁士: 坂本頼光
ピアノ演奏: 天宮遥
監督・作品データ
監督 | 牧野省三 |
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原作 | 行友李風 |
国 | 日本 |
公開年 | 1925 |
コピーライト | ©️おもちゃ映画ミュージアム |