サイレント/クラシック映画
当世新世帯
©️おもちゃ映画ミュージアム
作品解説
1926(大正15)年、阪東妻三郎人気にあやかり、阪妻プロの経営者・立花良介が世界配給も可能と壮大な計画を発表し、同プロとアメリカのユニヴァーサル映画との間で契約が交わされ、合弁会社が誕生した。だが、阪妻は松竹キネマと専属契約があり、彼主演の映画は輸出することができなかった。スター不在の現代劇では興行力もなく、ユニヴァーサルの思惑は外れ、契約解除となり、35本の作品を残し、わずか半年で阪妻映画世界配給の夢は潰えた。
堀川浪之助、泉春子出演の喜劇『当世新世帯』はこの合名会社で作られた作品のうち唯一残る作品で貴重であり、今回が映画祭初上映となる。
キャスト
堀川浪之助
泉春子
ピアノ演奏: 柳下美恵
監督・作品データ
監督 | 小沢得二 |
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脚本 | 宮本一八 |
原作 | 宮本一八 |
撮影 | 高城泰策 |
国 | 日本 |
公開年 | 1927 |
コピーライト | ©️おもちゃ映画ミュージアム |